2021年9月9日についに山梨県に Uber Eats(ウーバーイーツ)が導入されました!
ちょうど
2016年9月に東京で始まってから43番目とだいぶ遅めのサービス開始。
山梨県内の利用可能エリアは、甲府市・甲斐市・笛吹市・中央市・昭和町の甲府盆地になります。
(※2021年9月25日現在)
山梨って車社会だからわざわざデリバリー注文するの?需要ってあるの?と思いつつ、好きな時に働ける新しい形態に魅力を感じ、思い立って配達ドライバーに登録しました。
晴れて、2021年9月19日に Uber Eats 配達パートナーとしてデビュー!
Uber Eats 配達パートナーとは、自転車や原付バイクで注文者の元に料理をお届けする人のことを言い、最近では一部のエリアになりますが、ウーバーウォーカー(歩いて配達する人のこと)も出てきました。
アプリをオンラインにするだけで好きな時に稼働でき、週単位で収入を得ることができます。
配達パートナーに登録してからは楽しみな反面ドキドキして眠れない日もありました・・・笑
そんなドキドキの初日の流れ・出来事と実際にやってみての感想を書いていきます。
配達員の登録がまだの方はこちら

【1ヶ月経過】1ヶ月の売り上げと配達員を実際にやって感じたメリット・デメリットについてはこちら

Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?

Uber Eats(ウーバーイーツ)とは、スマートフォンのアプリから食べ物の配達を注文できる「シェアリングエコノミー型」の宅配サービスです。
2014年にアメリカでスタートして以来、世界的な普及を見せています。
特に2020年以降、新型コロナウイルスの流行により、出先で食事をしたり買い物をしたりすることが難しくなったことを受け、より需要が増加していると見られています。
シェアリングエコノミーとは、個人間で「モノ・スキル・お金・場所」などの財産を共有する新たな経済取引の形として注目されているビジネスモデルです。
Uber Eats のほかには、宿泊場所のシェアを行う「Airbnb(エアビーアンドビー)」やスキル・技術を共有する「ココナラ」、不用品の売買を仲介する「メルカリ」などが代表例として知られています。
Uber Eats のシステム・仕組みについて
Uber Eats は、「店舗・配達員・ユーザー」の三者をつなぐ「C to C プラットフォーム」として運営されています。
C to C とは「Consumer to Consumer(消費者間の取引)」を意味し、サービス提供者が直接的に取引に関わるのではなく、プラットフォームとして機能するビジネスモデルです。
Uber Eats のシステムは、
- ユーザー側 → 食べたい商品を注文
- 店舗側 → 注文を受けて商品を用意
- 配達員側 → 商品を受け取りユーザーへ届ける
というように、
「消費者・店舗・配達パートナー」がそれぞれの需要と供給を満たす「Win-Winの関係」により成り立っています。
従来の「出前・宅配サービス」と異なり、宅配業者との契約や配達員の確保を行う必要がなく、さまざまな飲食店で利用できることが爆発的に普及した理由です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達の流れ

Uber Eats(ウーバーイーツ)のオーダーの受注から配達完了までの処理までの流れを具体的に紹介します。
この流れは全て配達アプリで行います。
- 配達アプリを起動する
- 配達リクエストを受付(オンラインにする)
- 店舗で商品を受け取る
- 注文者の住所に向かう
- 商品の受け渡し
- 配達完了!
基本的にはアプリを起動して指示に従えば、Uber Eats の配達は完了します。
つぎからは当日の出来事と合わせて詳しく解説していきます。
事前準備

まずは加盟店の場所や営業時間を考慮して、待機場所を決めます。
待機場所を選ぶことによって配達効率が上がったり、空き時間を活用することができます。
また、ピーク時のお昼11:00〜14:00、夜18:00〜21:00は、配達リクエストが多く入る時間帯なのでそこも活用していきましょう。
上記の画像は「うばちず」というアプリになります。
現配達員が作成した配達員のための加盟店地図アプリです。
配達が難しいと言われている寿司、カレー、ピザ、ドリンクに当たらないことを願いながら、ピーク時の11時過ぎに家を出発しました。
この日の配達目標は「とりあえず(鳴ったら)受ける!」スタイル。
以下は当日の持ち物です。
- 配達用バッグ
- スマホ
- モバイルバッテリー
- 免許証
- 緩衝材(タオル3枚、アルミシート、キッチンペーパー)
- アルコール除菌ウエットティッシュ
- 飲み物
- 付箋
- マジックペン
- 汗拭き用タオル
初日は何が起こるかまったく分からないため、情報収集をして必要かなというものを用意しました。
自分にとって必要なければ減らせばいいだけなので、要領がわかるまではしばらくこの持ち物でいきます。
Uber East(ウーバーイーツ)の配達アプリを起動する
Uber Eats(ウーバーイーツ)では配達の全てのステップを配達パートナー専用アプリ「Uber Driver」で行います。
待機場所に着いて、いざオンライン・・・にならず顔認証が必要でした。
顔認証は配達前、配達途中で突如「AIによる顔認証」が要求されることがあり、不正防止「本人であること、第3者に使われていないことを確認するため」のシステムになります。
認証しなかったり、失敗すると配達できなくなります。

一度ヘルメット、マスクを外し、顔写真を撮影。「コミュニティの安全確保に協力する」に同意。
そうしたらオンラインになりました!
- アプリ「Uber Driver」を起動する
- 「出発」ボタンをタップ
- 顔認証、「コミュニティの安全確保に協力する」を行う
- もう一度「出発」ボタンをタップ
「コミュニティの安全確保に協力する」は、配達員自身とお客様の安全を守るための対策になります。
- 新型コロナウイルス感染症にかかった可能性がある場合や、関連する症状がある場合は運転しない(※必須)
- マスクを着用している
- 定期的に手を洗うか、消毒をしている
- 自転車・バイク・車両を今日消毒したか
この4項目が聞かれます。
問題ない、行っていれば全てにチェックを入れて、「いつでも配達を開始できる」をタップ。
そうしましたらオンラインになります。

Uber Eatsの配達リクエストを受ける

配達リクエストが届くと、画面中央から下側に表示されます。配達中はアプリの画面上側に表示されます。
ピコンという音もなりますので、気づきやすいです。
このとき、画面にはピックアップ先(お店の名前)、配達先、配達にかかる時間・距離(目安)、配達報酬(見積もり)が事前に確認できます。
配達リクエストは必ず受けなければいけないわけではありません。
「このお店は嫌なことがあった」や「ダブルピックの2件目を受けたくない」など何かしらの理由で配達リクエストを受けたくない場合はそのリクエストを拒否することができます。
ただし、配達リクエストの受けたか、拒否したかは配達応答率として記録されるので、よほどのことがない限り拒否をしないことをお勧めします。
(応答率が低いと優先的に仕事を回されなくなる可能性があります)
オンラインにして、1分もせずに配達リクエストがきました!!
配達リクエストを受け取るをタップ。
ピックアップ先「から好し ○○店」、一発目が汁物じゃなくて唐揚げで一安心。
ピックアップ先をナビに設定します。
Uber Driverアプリの地図でも確認はできますが、詳しい道案内が必要な場合は、画面右下の矢印ボタンをタップします。
そうするとGoogle Mapのアプリが立ち上がり、行き先まで自動的にナビを設定してくれます。
しかし住所がズレてしまうことがあるので、自分で正しく入力し直すか、近くまできたら最終的にはUber Driverアプリに表示されている住所を確認した方がいいです。
私はYahoo!マップも入れています。
こちらは番地も出てくるので万が一建物が見つからないときの確認用で入れています。
向かう途中、すれ違うバイクや自転車の人がデリバリーの人なんじゃないかと気になるくらいアンテナがビンビンでした。
商品受け取り

ピックアップする店舗に着いたら、邪魔にならない場所に停めてヘルメットを外し、スマートフォンを持って入ります。
このとき、店内に入る前にアプリで業者からの注意事項を必ず確認しましょう。
加盟店によっては「従業員入り口から入って下さい」や「配達バッグは持ち込まないで下さい」など注意点が書かれていることがあります。
最初の2件は配達バッグを背負って入っていましたが、思いのほかドアや壁に当たったり、下手をしたらお客様の邪魔になります。
ピックアップ先の店内もそこまで広くなかったので、持ち込まなくなりました。
持ち込まないことで、ピックアップ先から何か言われることは今のところありません。
注意事項を確認すると、「配達ありがとうございます。店舗での受け渡し」とのこと。
すでに感謝の言葉をもらえてほっこりした気持ちに。
店内に入り、「Uber Eatsの受け取り場所」というステッカーが貼ってあり、その場所に行き店員さんに「ウーバーイーツです。注文番号は○○○」と伝えます。
注文番号はお店の詳細画面の「注文品を集荷」欄にある英数字を伝えます。
お店によっては注文内容を聞かれたり、一緒に確認をすることがあるので、ご注文者の名前の横にある点が縦に4つ並んだボタンをタップすると、注文品が確認できます。
商品を受け取りお店を出て、商品を配達バッグに入れます。緩衝材を使って動かないようにしっかり固定します。
「注文品を集荷」欄の□ボタンをタップしてチェックが入った状態にし、アプリの「→配達を開始する」を右スライドします。
このとき、お店に評価をつけることも出来ます。対応が良ければグッド、何かトラブル等があればバッド評価をつけられます。
配達開始をスライドさせたら、今度は注文者の住所が表示されるので、ナビを設定して出発します。
商品の受け渡し

順調にナビ通りバイクを走らせて目的地に着いてそこに広がっていたのは・・・畑でした。
一発目からまさかのピンずれ。
GoogleからYahoo!マップに切り替えたところ、もう少し先に行ったところを指していました。
また親切にもお客様から家の場所をメッセージで伝えてくれました。
再発進し、目的地へ。
目的地に着くと、お客様が外まで出て受け取りに来てくれました。
商品を渡し終え、お礼を伝えてその場を離れ配達を完了させようと思ったら、お客様情報に「玄関先に置いてください」とのこと。
商品がすでに手元にないため写真が撮れず、どうすればいいのか内心焦っていたところ、「写真を撮る」をタップしたら写真を取らなくても「配達完了しました」のアイコンがあったのでそちらを右にスライドして配達完了です。
なんとか無事初めての配達が終わりました!
・配達先は、マンションやアパート、一戸建てが多いです。
・配達アプリで建物名や部屋番号を確認して向かいます。
一戸建ての場合は、目印になる物や建物の特徴を記載してくださっているお客様もいます。
・配達先がどうしても分からない場合は、メッセージや電話をすることが出来ますので安心してください。
・注意事項に「玄関先に置いてください」や「インターホンを鳴らしてください」と記載されているのでしっかりと確認をしましょう。
2件目へ
一仕事終えた達成感に浸りながら待機場所へ戻る途中、オンラインにしていると新しい配達リクエストが来ました!
次は甲府駅前のお店です。
ナビを設定してバイクを走らせます。
長めの赤信号で、お店の名前や注文商品の確認。
そして、2軒目で来てしまいました、ドリンク!!
少し不安な気持ちになりつつ、目的地付近へ。
お店がすぐ見つからず、またピンずれ?と疑心暗鬼になりましたが、お店ののぼりを発見!
店名が違うのと、地下ということで少し見つけづらかったです。
あとで確認したら、注意事項には「実店舗は○○」と記載されていました。
Uber Eatsの店舗名と実店舗名が違うことが多々あるので、注意事項をしっかり確認するようにしましょう。
商品を受け取り、配達バッグへ入れます。
この時どのように梱包されているかを確認したところ、サランラップで容器がぐるぐる巻きにしっかり固定されていました。
これなら少し揺れても大丈夫そう。
また保冷剤代わりと凍らせておいた給水用のペットボトルを近くに置いて温度もしっかりキープ。
慎重に運転開始。
お店によって梱包が違うので、どんな商品がどのように入っているかを確認すると運ぶ時安心します。
目的地付近に到着。
マンション名を確認したら10階建て以上の建物でした・・・。
そして初のオートロックマンション。
部屋番号を入れて、出たら「ウーバーイーツです!」と明るめに挨拶をします。
鍵が解除され建物の中に入り、無事部屋の前まで着きました。
そこで同じ配達先で違う商品を運ぶ配達員さんと合流。
エレベーターで降りる中、少し会話をさせていただきました。
基本1人なのでこのように話せる機会はなかなか嬉しかったです。
初日に発生したトラブルと解決方法
・家の場所が分からない
→他の地図アプリで住所を検索または、お客様にメッセージ、電話で連絡をとる。
・マンションに部屋番号が書かれていない
→お客様にメッセージまたは電話で連絡をとる。
・置き配なのに直接受け取りになり、写真が撮れなかった
→「写真を撮る」をタップし、「配達完了しました」を右スライド。
さいごに

この日はこの後3件ほど配達をして終えました。
約3時間弱稼働して、5件配達しました!時給換算で約1280円。
初めてチップもいただけてすごく嬉しかったです!!
最初はちゃんと出来るか不安でしたが、基本的にはアプリの指示に従うだけなので難しいことはなく、2〜3回配達を経験すれば緊張も解けて、楽しんで配達することが出来ました!
後日、クエストが表示されるようになり、モチベーションもさらに上がりました!
自由な服装で好きな時に始められて、終われる働き方は素晴らしいなと実際にやって思いました。
決まった額が受け取れるわけではありませんが、頑張った分だけちゃんと目に見えて結果が出るのでやりがいを感じます。
また目的地に向かっている最中に、住んでいる地域について新しい発見(こんなところにこんなお店があったんだという気づき)があって楽しかったり、ピックアップ先では店員さんいい人だったな、今度このお店利用してみようと思えたり、SNSでは配達員さん同士のコミニュティがあり、モチベーションの維持にもつながります。
今後もぜひUber Eats配達パートナーとして山梨を盛り上げていきたいと思います!
下記は、Uber Eatsの活動を発信しているTwitterアカウント(@nanaco_uber)になります。
気になった方はぜひフォローしてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!